<目次>
筋トレで「プロテイン」を選ぶ際に知っておきたい「アミノスパイキング」という言葉。異常に安価なプロテインに行われている可能性が高いということで、その判別方法とオススメプロテインをご紹介します。
※この記事にはPRが含まれます。
「アミノスパイキング」って?
「アミノスパイキング」とは、プロテインを製造する際にホエイ(牛乳)にグリシンやタウリン、グルタミン酸などの「安価なアミノ酸」を加えて意図的に「タンパク質含有量」の表記を操作(水増し)することを言います↓↓↓
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基本的に、プロテインは「タンパク質含有量」でそのコスパが判断されるため、あまり良しとされない行為だとされています。
「アミノスパイキング」という言葉は、海外では10年以上前から存在しており裁判になるほど問題視されている行為になっています。
日本でもマッチョさんは知っている言葉ですが、僕は先日のこのプロテインで初めて知りました↓↓↓
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どうやらアミノスパイキングは「異常に安価なプロテイン」に行われていることが多いようです。
ちなみに、上記のプロテインは安価ですがノーアミノスパイキングなのでオススメです。
アミノスパイキングの問題点
アミノスパイキングで問題視されるのは以下の点↓↓↓
- コスパが良さそうで実は良くない
- 桶理論の崩壊
- アミノ酸バランスの不透明さ
- 大半の業者が悪意を持って行っている
プロテイン選びで重要視されるのが「タンパク質含有量」ですが、それがアミノスパイキングによって操作されている可能性があるということです。
それと同時に気になるのが「桶理論」ですね。
桶理論とは「アミノ酸のバランスがとれているからタンパク質が上手く合成される」というものですが↓↓↓
参考:アミノ酸スコアとは。スコアが高い食品はどれ?
意図的にアミノ酸を追加してしまうとその「バランス」が崩れてしまうという「元も子もない」プロテインになっている可能性があるということです。
例えば、それは「味」や「飲みやすさ」の為にも思えますが、そういう理由でアミノスパイキングを行うことは「まず無い」と考えて良さそうです。
ですので、そういう業者のプロテインは選ばないのが正解かもしれません。
「アミノ酸スコア100」でも可能性あり
「アミノ酸スコア」とは、タンパク質を合成するための必須アミノ酸バランスの良さを示す数値です↓↓↓
参考:アミノ酸スコアとは。スコアが高い食品はどれ?
ただ、アミノ酸スコアが「100」だったとしても、アミノスパイキングが行われている可能性があるようです。
人工的にアミノ酸を加えることでスコア100にしたとしても、必須アミノ酸のバランスが崩れている場合、実際の栄養効果は期待したほど高くない可能性があります。
なので、選ぶのであれば「ノーアミノスパイキング」かつ「アミノ酸スコア100」のプロテインですね。
あるいは「食事」で。
マッチョさんほどプロテインを飲まなくなる理由は、そこにもあるのかもしれません。
アミノスパイキングの可能性の調べ方
例えば、先日紹介したプロテインには「ノーアミノスパイキング」の記載があります↓↓↓
全てのプロテインに記載があればいいのですが、それは難しいようです。
例えば「ノーアミノスパイキング ホエイ」などで検索する方法もあるかもしれないですが、日本語だとまずヒットしないので英語で検索すると良いと思います↓↓↓
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とは言っても、そんなにヒットしないのは検索の仕方が間違っているのかもしれないですね。
そこで「買おうと思ってるプロテインにアミノスパイキングの可能性があるか?」を調べてみます。
その手っ取り早い方法として「ChatGPTに聞く」という方法があります。
そのプロテインのアミノ酸含有量一覧(アミノ酸プロファイル)をコピーして「これはアミノスパイキングの可能性はある?」と尋ねます。
すると「何が多いのか」というのと「可能性が高いか低いか」を教えてくれます。
その方法でいくつか試してみたので参考にしてみてください。
※あくまでもChatGPTの判断の為、悪意はありません。あくまでも「可能性」の話です。
Optimum Nutrition®ゴールドスタンダード【可能性:無】
まずは世界No.1のプロテイン「Optimum Nutrition®ゴールドスタンダード100%ホエイ」から↓↓↓
Optimum Nutrition®ゴールドスタンダード100%ホエイのタンパク質含有量は「77.4%」です。
アミノ酸含有量(1回分 30.4gあたり)
必須アミノ酸(EAAs)
- イソロイシン: 1,563 mg
- ロイシン: 2,812 mg
- リシン: 2,293 mg
- メチオニン: 492 mg
- フェニルアラニン: 748 mg
- トレオニン: 1,727 mg
- トリプトファン: 492 mg
- バリン: 1,422 mg
- ヒスチジン: 423 mg
非必須アミノ酸(NEAAs)
- アラニン: 1,375 mg
- アルギニン: 515 mg
- アスパラギン酸: 2,660 mg
- システイン: 592 mg
- グルタミン酸: 4,423 mg
- グリシン: 412 mg
- プロリン: 1,492 mg
- セリン: 1,175 mg
- チロシン: 703 mg
参考:FAQ
以上の結果「アミノ酸スパイキングを行っていない」とのことです。
マイプロテイン インパクト ホエイ【可能性:低】
次に。世界No.1の「コスパ」を誇る「マイプロテイン」のプロテインですね↓↓↓
Impact Whey Proteinの場合、タンパク質含有量は「90%」です。
アミノ酸含有量(100gあたり)
必須アミノ酸 (EAAs)
- イソロイシン: 6.0g
- ロイシン: 10.6g
- リシン: 9.6g
- メチオニン: 2.2g
- フェニルアラニン: 3.1g
- スレオニン: 6.7g
- トリプトファン: 1.7g
- バリン: 5.9g
- ヒスチジン: 1.7g
非必須アミノ酸 (NAAs)
- アラニン: 5.0g
- アルギニン: 2.1g
- アスパラギン酸: 10.9g
- システイン: 2.2g
- グルタミン酸: 18.1g
- グリシン: 1.4g
- プロリン: 5.5g
- セリン: 4.6g
- チロシン: 2.8g
以上の結果「アミノ酸スパイキングのリスクは低い」とのことです。
日本で最安&コスパ高の某プロテイン【可能性:有】
ここでは商品名は控えますが、以下を理論値としてバランスで配合(記載)されているプロテインです↓↓↓
ヒスチジン:21
イソロイシン:68
ロイシン:116
リジン:102
メチオニン+システイン:48
フィエニルアラニン+チロシン67
スレオニン:77
トリプトファン:20
バリン:63
グルタミン酸:190
プロリン:66
アルギニン:28
セリン:55
グリシン:20
アスパラギン酸:116
アラニン:55
上記の場合「グルタミン酸の含有量が非常に高い為アミノスパイキングの可能性がある」とChatGPTに判断されました。
ただ、グルタミン酸は「旨味」でもあるので「味」「飲みやすさ」ために追加している可能性があります。
多くのマッチョさんもオススメしており、僕もよく購入させていただいてるブランドなので信用したいですね。
アミノスパイキングの判別は、そのメーカー・ブランドの信用性も大事です。
その判断は「添加物にグルタミン酸の表記が有るか無いか」になるかもしれません。
たまたまグルタミン酸値の高い牛乳を使っている可能性が…あるのかな?
筋トレ器具も人気メーカーの某プロテイン【可能性:有】
僕もこちらの筋トレ器具を愛用させていただいており、サプリメントも何度も買わせてもらっています。
WPIにおいて、タンパク質含有量が「約81~88%」で、29g当たりで以下の内容です↓↓↓
バリン/1,297mg、ロイシン/2,541mg、イソロイシン/1,638mg、ヒスチジン/429mg、リジン(リシン)/2,574mg、メチオニン/505mg、フェニルアラニン/727mg、スレオニン(トレオニン)/1,733mg、トリプトファン/523mg
アラニン/1,164mg、アルギニン/537mg、アスパラギン酸/2,799mg、システイン/624mg、グルタミン酸/4,367mg、グリシン/431mg、プロリン/1,500mg、セリン/1,150mg、チロシン/746mg
こちらもまた「グルタミン酸が非常に高い値を示しているためアミノスパイキングにおいて注意が必要」とChatGPTに言われました。
こちらも、添加物に「グルタミン酸」の表記があるか確認したいですね。
有名なY先生のブランドプロテイン【可能性:低】
上記は「日本の安価のプロテイン」でしたが、比較的「ちょっとお高め」の山本義徳先生プロデュースブランドのWPIにおいての数値(100g中)です↓↓↓
アラニン 4.8g メチオニン 2.2g
アルギニン 2.3g ファニルアラニン 3.4g
アスパラギン酸/
アスパラギン 11.1g グルタミン酸/
グルタミン 15.7g
システイン 2.7g セリン 3.2g
プロリン 4.6g スレオニン 4.6g
グリシン 1.7g トリプトファン 2.8g
ヒスチジン 2.0g チロシン 3.5g
イソロイシン 5.5g バリン 5.3g
ロイシン 12.4g リジン 10.0g
以上の結果「アミノスパイキングの疑いが少ない」と判断されました。
やはり、他のプロテインより価格が上がる理由はここにあるようです↓↓↓
こちらは安心して購入して良さそうです。
創立100年を超える製薬会社のプロテイン【可能性:低】
ランダムで調査してAmazonランキングで上位だった創立100年を超える製薬会社「日本新薬株式会社」さんのプロテイン「WINZONE ホエイプロテイン」ですね↓↓↓
バリン※1293mg、ロイシン※ 2375mg、イソロイシン※ 1386mg、スレオニン 1543mg、リジン 2059mg、メチオニン 473mg、フェニルアラニン 705mg、トリプトファン 392mg、ヒスチジン 435mg、※BCAA 5054mg、 グリシン 389mg、アラニン 1125mg、セリン 1114mg、アスパラギン酸 2329mg、アルギニン 548mg、シスチン 516mg、チロシン 650mg、プロリン 1386mg、グルタミン酸 3886mg
上記の内容は「アミノスパイキングの可能性は低い」と判断されました。
こちらはいつか試してみたいと思います↓↓↓
闇はもっと根深いかもしれない
上記は「情報が開示されている」ものになります。
ランキング上位の安価のプロテインには「情報が開示されていないもの」が沢山ありました。
そうなると、アミノスパイキングの可能性が全く分からないです。
もしら「意図的に」開示していないのであれば「悪質」である可能性が高いので、そういうメーカーのプロテインは避けた方が良いかもしれないです。
でも最近は…
最近は「ロイシン強化」のプロテインも出ています↓↓↓
例えば、上記のメーカーさんは「44年の歴史」があるので「悪意を持って」ということは考えられません。
なので、同じ方法で調べるとアミノスパイキングの可能性があると言われると思いますが、これは例外になるでしょう。
今回は、あくまでも「可能性」の話なので、参考程度に覚えておいてください。
以上です。
Byさちお
※尚、あくまでも個人的な感想ですので、商品のご使用・ご購入は自己責任でお願いします。
この記事を書いた人
ブログ24年/美容15年/育毛研究13年/ゆる筋トレ5年/46歳/東京/独身/テレビ出演7回/雑誌掲載7回