<目次>
肌の乾燥の対策に「ワセリン」や「ベビーオイル(ミネラルオイル)」など「鉱物油」由来の保湿剤を選ぶ人は多いですが、その「落とし方」や「デメリット」、「選び方」までしっかり理解している人は少ないようです。
「鉱物油」理解して使ってる?
「ワセリン」やベビーオイルなどに含まれる「ミネラルオイル」は、「石油(鉱物油)」を精製して作られています↓↓↓
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この「鉱物油」由来オイルは賛否がわかれているのですが、メリット・デメリットをしっかり理解しておけば問題は少ないと考えます。
鉱物油由来オイルのメリットに「水分を逃がさない」「肌に浸透しない」など、デメリットに「簡単に落ちない」「酸化しやすい」「肌のバリア機能を壊す可能性」などがあげられます。
ただ、大半の人がそれを理解しておらず、使い方や選び方を間違えて「自らデメリットを選んでいる」ように見えます。
良くも悪くも「蓋をするだけ」なので、肌のバリア機能が壊れて乾燥しているのであれば先にバリア機能の修復が必要です。
鉱物油は「蓋をするだけ」なので、バリア機能まで治してくれません。
「みんなが使っているから」「昔から知っているから」という理由だけで選んでいる人は、ちょっと待ったほうがいいでしょう。
最大のメリットが最大のデメリット
鉱物油由来オイルのメリットは、肌の表面にしっかりと「蓋」をして保護してくれることです。
ただ、このメリットはデメリットにもなります。
しっかりと蓋をしてくれる半面、洗顔料だけでは「簡単には落とせない」のです。
鉱物油由来オイルは、太陽の光などで酸化するため「夜のみの使用」が基本です。
ただ夜に塗った鉱物油由来オイルが、よく朝の洗顔で落ちきれないという問題があります。
そのまま外出して太陽を浴び、紫外線が原因で酸化て肌を壊している人は少なくはないようです。
例えば、鉱物油由来オイル系コスメで最も選ばれているのが「ニベア」ですね↓↓↓
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「安いから」といって安易に選ぶ人が多いですが、ニベアで肌を壊している人はよく見かけます。
問題は、ニベア利用者の何割の人が、その「落とし方」を理解し実施しているのか?ですね。
今回は、鉱物油由来オイルの洗浄テストを行ってみました。
「白色ワセリン」難易度:★★★★★
まずは、鉱物油由来オイルの代表「白色ワセリン」です↓↓↓
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さすがにこのワセリンを顔に塗っている人はいないと思いますが、ワセリンを含む保湿剤を使っている人は多いでしょう。
ワセリン単体だとどれだけ落ちにくいかを知っておくと意識が変わると思います。
ワセリンにもグレードがありますが、今回は最もメジャーな「白色ワセリン」で検証です↓↓↓
まずは、乾いた手に白色ワセリンを塗り広げて落としていきます。
左上は「お湯(40℃)のみ」、右上は「洗顔料1回(40℃のお湯で流す)」です。
今回はこちらの洗顔料を使いました↓↓↓
洗顔料1回では全く落ちていないのがわかると思います。
そして左下は、洗顔料でもう一度洗った状態です。
これでもまだまだ水をはじいてしまいます。
なので、クレンジングオイルを使ってみました↓↓↓
ウォータープルーフマスカラも落とせるタイプのクレンジングオイルです。
しっかり馴染ませ、乳化させて馴染ませた後にお湯(40℃)で流します。
それでも、まだ手のひらに若干残っている感じがあります。
再度クレンジングオイル、洗顔料でようやくスッキリしました↓↓↓
結果「洗顔x2→クレンジングオイルx2→洗顔x1」ですが、「クレンジングオイルx2→洗顔料x1~2」でも大丈夫かもしれません。
ただ、かなり「面倒」です。
ワセリンの使用量や、下地で変わってくると思うので「あらかじめ手のひらでテストする」と良いでしょう。
手のひらだと、洗い残しが感覚でわかりやすいです。
「いつもの自分のスキンケア(ワセリンを含む)が、どれだけの工程でスッキリするかを知っておく」のは重要だと思います。
上記の工程を毎日繰り返すことを考えたら、他の保湿方法を選んだ方が良いと考えます。
「ベビーオイル」難易度:★★★
次は、日本で最も赤ちゃんにも使われている「ベビーオイル」です↓↓↓
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美容目的で使っている人も多いので「どれだけの工程でスッキリするか」は知っておいた方がいいですね↓↓↓
左上が「お湯(40℃)のみ」、右上は「洗顔料1回(40℃のお湯で流す)」です。
ベビーオイルは洗顔1回でかなり落ちましたが、まだ違和感があるのでもう一度洗顔(左下)しました。
それでも若干違和感が残ったのでクレンジング(右下)です↓↓↓
結果「洗顔x2→クレンジングオイルx1」でスッキリしましたが「クレンジングオイルx1→洗顔x1」でも大丈夫でした。
なので、赤ちゃんに使う場合でもクレンジングオイルは「必ず」行った方が良さそうです。
ですが、そもそも赤ちゃんの全身にクレンジングオイルを塗るのはいかがなものかと。
そう考えると、赤ちゃんにベビーオイルを使うこと自体を避けた方が良さそうですね。
植物由来のベビーオイルもありますし↓↓↓
「ベビーオイルでベビーオイルを落とす」という考え方もあるようですが、僕は理解できません。
「ニベア」難易度:★★★★
次はみんな大好き「ニベア」です↓↓↓
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ニベアの青缶には、ワセリンもミネラルオイルも含まれます。
写真左上から「水」→「お湯」→「洗顔料」、左下から「洗顔料(2回目)」→「クレンジング」→「クレンジング(2回目)」です。
こちらも白色ワセリンと同じくらいの工程が必要でした。
ただ、他にも色々な成分が配合されている分、白色ワセリンよりは落ちやすい印象でした。
だとしても、面倒すぎるので僕はニベアを顔には塗らないですね。
世界No.1「ユーセリン」難易度:★★★★
次は、世界で一番人気のボディークリーム「ユーセリン」です↓↓↓
こちらも鉱物油系になりますが、今までのと違い「肌を補修する成分」が配合されています。
「蓋をするだけ」ではないのが世界No.1の理由ということですね。
上記は「αハイドロキシ酸(AHA)」と「天然保湿成分(NMF)」が含まれるタイプです。
ただ、こちらもニベアくらいの工程が必要になります。
世界No.1でも顔には塗らないですね。
日本の技術力「モイストジェル」難易度:★
ここまで来ると鉱物油由来オイルが嫌になってきますが、それでも「鉱物油の強い保湿力が欲しい」という人に知ってほしいのがこちら↓↓↓
120年以上の歴史がある株式会社黒龍堂さんの「ハイスキンモイストジェル」です。
写真でわかるように「洗顔料1回」でスッキリ落ちます。
ハイスキンモイストジェルは「ワセリン配合」ですが、特殊な技術で「保湿力」と「落ちやすさ」を両立しています。
ワセリン配合でベビーオイルよりも落ちやすいのは、さすがの技術力だと思います。
ワセリンやベビーオイルを使っている人は、絶対に試してほしいアイテムですね。
最後に
とは言うものの、はやり鉱物油は鉱物油なので僕は選びません。
考えて使えば効果的に使えそうですが、ただただ「面倒」で「デメリットの方が多い」と感じます。
それ以前に「乾燥するから」と鉱物油を選ぶ前に「なぜ乾燥するのか?」を考えるべきかなと。
バリア機能が壊れているのであれば修復を、部屋が乾燥するのであれば加湿を。
他にやれることはあると思います。
よっぽどではない限り、鉱物油由来オイルを使う必要はないと考えます。
安易に選んでリスクを負うより、リスクの少ない選択をしたいですね。
以上です。
Byさちお
※尚、あくまでも個人的な感想ですので、商品のご使用・ご購入は自己責任でお願いします。
この記事を書いた人
ブログ24年/美容15年/育毛研究13年/ゆる筋トレ5年/46歳/東京/独身/テレビ出演7回/雑誌掲載7回